NTFSでフォーマットされた外付けHDDをCentOS(Linux)でマウント

NTFSでフォーマットされた外付けHDDをCentOS(Linux)でマウントhosiiのメモ帳最近3TBのHDDが安かったので、USB3.0で接続できる外付けHDD「ELECOM(Seagate) SGD-EX030UBK」を購入した。
早速録画鯖のデータバックアップに使用しようとしたが、フォーマット形式がNTFSだったのでCentOSでは認識せず。
CentOSの録画鯖の他、WindowsマシンでもHDDを使いたかったので、フォーマットはNTFSのままCentOSで使えるようにしてみる。

前提条件

OSはCentOS6.5を使用。

ELRepoのインストール

RedHat系OSのサードパーティリポジトリである。
NTFSをマウントするためのパッケージはELRepoに含まれているので、まずはこのリポジトリを使えるようにする。

# rpm --import https://www.elrepo.org/RPM-GPG-KEY-elrepo.org
# rpm -Uvh http://elrepo.org/elrepo-release-6-5.el6.elrepo.noarch.rpm

ntfs-3gのインストール

NTFSフォーマットのパーティションをCentOSでマウントさせるためには、ntfs-3gのインストールが必要。
パッケージのインストールはyumで行える。

# yum install -y ntfs-3g

パーティションのマウント

ntfs-3gをインストールしたら、HDDのパーティションをマウントする。
まず、HDDをUSBで接続すると、dmesgに以下の内容が表示される。表示名から、デバイスファイルはsddであることがわかる。

#dmesg | grep sd
sd 6:0:0:0: Attached scsi generic sg3 type 0
sd 6:0:0:0: [sdd] Spinning up disk.............ready
sd 6:0:0:0: [sdd] Very big device. Trying to use READ CAPACITY(16).
sd 6:0:0:0: [sdd] 5860533167 512-byte logical blocks: (3.00 TB/2.72 TiB)
sd 6:0:0:0: [sdd] 2048-byte physical blocks
sd 6:0:0:0: [sdd] Write Protect is off
sd 6:0:0:0: [sdd] Mode Sense: 4f 00 00 00
sd 6:0:0:0: [sdd] Assuming drive cache: write through
sd 6:0:0:0: [sdd] Very big device. Trying to use READ CAPACITY(16).
sd 6:0:0:0: [sdd] Assuming drive cache: write through
 sdd: sdd1 sdd2
sd 6:0:0:0: [sdd] Very big device. Trying to use READ CAPACITY(16).
sd 6:0:0:0: [sdd] Assuming drive cache: write through
sd 6:0:0:0: [sdd] Attached SCSI disk

デバイスファイルを確認したら、次にパーティションを確認する。
1つ目のパーティションはWindows用の予約領域の模様。2つ目のパーティションは3TBの領域を持っているので、ここをマウントする。

# parted -l

モデル: Seagate Expansion Desk (scsi)
ディスク /dev/sdd: 3001GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/4096B
パーティションテーブル: gpt

番号  開始    終了    サイズ  ファイルシステム  名前                          フラグ
 1    17.4kB  134MB   134MB                     Microsoft reserved partition  msftres
 2    135MB   3001GB  3000GB  ntfs              Basic data partition

マウントポイントを作り、早速マウント。

# mkdir /backup
# mount -t ntfs /dev/sdd2 /backup

ファイルの読み書きができるか確認
# touch /backup/test
# ls /backup
test
# rm /backup/test

OS起動時に自動マウントするには以下の設定を追加。

# vim /etc/fstab
以下を追加
/dev/sdd2       /backup         ntfs    defaults     0 0

ベンチマークは取っていないが、幾つかファイルを保存してみた感覚では十分実用的な速度が出ていると思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です