CentOS7.2でブリッジインタフェースを作るhosiiのメモ帳CentOS 7系でブリッジインタフェースを作ろうとしたら、
コマンドが大分変わっていたのでメモ。
それにしても変わりすぎだろう！

前提条件
・OS: CentOS7.2
・NIC: 物理NIC1個
・コマンドはすべてrootユーザで実行

ブリッジインタフェースに設定するパラメータ
・名前: br0
・IPアドレス: 192.168.1.2/24
・デフォルトGW: 192.168.1.1
・ネームサーバ: 8.8.8.8

事前準備

bridge-utilをインストールしていない人は、先にパッケージを入れておく。

# yum -y install bridge-utils

OSのパラメータにパケット転送を許可する設定を投入。

sysctl -w net.ipv4.ip_forward=1
echo 'net.ipv4.ip_forward=1' > /etc/sysctl.d/10-ipv4.conf

物理NICデバイスの名前確認

nmcliで物理NICデバイスの名前を調べ控えておく。
下の例では”enp0s3″が物理NICデバイスである。
CentOS6系までは”eth0″から連番で続く名前だったが、CentOS7系では環境よって名前が変わる。

# nmcli device
DEVICE       TYPE      STATE      CONNECTION  
enp0s3       ethernet  connected  enp0s3 
lo           loopback  unmanaged  --  

bridgeデバイスの作成
以下コマンドでbridgeデバイスを作成する。名前は”br0″にした。

# nmcli con add type bridge ifname br0
# nmcli con modify bridge-br0 bridge.stp no
# nmcli con modify bridge-br0 ipv4.method manual ipv4.address "192.168.1.2/24" ipv4.gateway "192.168.1.1"  ipv4.dns 8.8.8.8

物理NICデバイスをbridgeデバイスに追加

物理NICデバイスをbridgeデバイスに追加する。
以降はbridgeデバイスを親インタフェースとして使用するので、もともとあったenp0s3は削除する。

# nmcli con add type bridge-slave ifname enp0s25 master bridge-br0
# nmcli con del enp0s25 ; systemctl restart NetworkManager

以下のように”br0″に一覧に表示されていれば作業完了。

# nmcli device
DEVICE       TYPE      STATE      CONNECTION
br0          bridge    connected  br0 
enp0s3       ethernet  connected  bridge-slave-enp0s3 
lo           loopback  unmanaged  --